それを嫌いになれないから

音楽、芝居、文学、自分が楽しめることを綴る場所

関ジャニ∞6人の新曲『ここに』発売

  ついに関ジャニ∞が6人になって最初のシングル『ここに』が発売されました。6人としての初リリースです。

 6人のジャケット写真から少し違和感はあります。特に一列に並んだり3対3で整列していたりすると、奇数と偶数の違いの大きさを感じます。これに慣れるには当分時間がかかりそうです。

 さて、表題曲『ここに』について。ライブでも思ったことですが、渋谷すばるというメインボーカルが居なくなって、その穴を誰が埋めるかという時に、もちろん誰か一人に背負わせるわけにはいきませんが、全員で均等に割り振るわけでもないわけで……。それでも、一番は錦戸さん、次いで丸山さん安田さんが主にその役割を背負っているのかなと思いました。錦戸さんが一番なのは、渋谷さんと同じくボーカルという肩書も持っていたからで異論はないと思いますが、丸山さんと安田さんはその歌い方や声質、音域やトーン、そして上手さと器用さ、それらが見事に渋谷さんの穴を埋め、なおかつ2人の存在感もしっかりと残しています。素晴らしい人選だと思いました。そしてそれは、これからの関ジャニ∞全体としても言えることですが、特にこの『ここに』では最適な人選だったと思います。楽曲とのバランスを関ジャニ∞はよく考えられているなと思います。

 昔から楽曲によってソロパートの配分が大きく違います。もちろんメインボーカルの渋谷さんが多いのは当たり前ですが、誰かの作品の主題歌とか、誰が作ったとか、誰の声と合うとか、バンド演奏が前提なら演奏しながら歌えるかどうかとか、きっといろんな考えがあっての配分がなされていて、その時々によってソロの比重が変わってきます。今回はWANIMAさん提供ということで、ファンを公言する安田さんにソロが多いのも頷けますし、キーの高い楽曲なので丸山さんと安田さんの高音も存分に生かされるわけです。声の低い大倉さんがAメロの比較的低いパートでパンチを聞かせ、同じAメロでも2番では少し高くなるところを、成長著しい村上さんが担うことで関ジャニ∞の可能性を見せられます。そう考えると横山さんのソロがないのはキーが高いということも含め、おそらく様々な考えがあってのことと思いますが……、ちょっと寂しいかな。しかし、悪いことではないと思います。楽曲としては良いバランスだと思います。

 それにしてもWANIMAらしさ全開の楽曲だなと言うのが第一印象でしたが、聴いているうちに、こういうテイストの楽曲と関ジャニ∞の相性は抜群だなと感じました。ガーっと叫ぶような曲、もっとやっていただきたい。欲を言うなれば、この『ここに』をぜひバンドで披露していただきたい。PVではバンド体制なのにライブでもテレビでも身一つ全身全霊で歌っているようなスタイル。それもシンプルで彼らの全力の歌唱が伝わりとてもいいのですが、せっかくならバンドで演奏している姿も拝見したいですね。

 昨今、様々なアーティストから楽曲提供を受けることが多い関ジャニ∞。前回、7人での最後のリリースとなったアルバム『GR8EST』も『無責任ヒーロー』を東京スカパラダイスオーケストラさんと、『大阪ロマネスク』を葉加瀬太郎さんとそれぞれコラボし、そして6人での再スタート『ここに』もWANIMAさんの提供。こうした節目で他社の力を借りるというのもよい方法かもしれませんね。何か一つ乗っかっていることによって、極端に最後だからとか最初だからという重さがない、感じなくていいような気がします。『ここに』もWANIMAというフィルターを通した新しい関ジャニ∞の楽曲なわけですから、よい曲だったと思います。

 そういう意味では、『All you need is laugh』はカップリングではあるものの、6人の初リリースに関ジャニ∞自身の手で作り上げた楽曲。初めて自ら大阪を歌った曲。201∞年盤には楽曲製作のドキュメンタリーまでついて、こちらのほうがむしろ言いたいことが山のようにあるのですが、それはまた別の機会にしましょう。

ここに (通常盤)

ここに (通常盤)

 
ここに (201∞盤) (CD+DVD)

ここに (201∞盤) (CD+DVD)