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6人の関ジャニ∞をこの目で確かめた

 関ジャニ∞のライブツアー『KANJANI'S EIGHTERTAINMENT GR8EST』の京セラドーム大阪公演、25日と26日に参加してきました。このツアーから6人での活動を始めた関ジャニ∞。そんな6人の関ジャニ∞をこの目で初めて見てきました。

 実際に6人の関ジャニ∞を見ると、本当に6人になったんだなあと改めて感じました。渋谷すばるさんがいないこと。7人の関ジャニ∞ではないこと。6人の関ジャニ∞は雰囲気がどこか違いました。しかし6人の関ジャニ∞としての形が確立しつつあるなとも感じました。

 バンドで6人が並んだ時、真ん中に立つ錦戸亮さん。センターで堂々としていてメインボーカルとして関ジャニ∞を引っ張っているように思えました。渋谷さんのパートは6人全員にそれぞれ割り振られていましたが、それでも錦戸さんは多くて、特にバンド曲は多く割り振られていたと思います。『NOROSHI』なんかは特に多くて「控えめなのねgirls」も「掌が背に触れた」も錦戸さんの声。もちろんギタリストとして元々の演奏を疎かにするわけでもなく、今まで以上に歌って弾いて、でも笑顔で楽しそうにしている錦戸さんが頼もしかったです。特に関ジャムで7人で最後に演奏した『LIFE ~目の前の向こうへ~』を笑顔で歌い演奏している錦戸さんは印象的で嬉しかったです。

 丸山隆平さんと安田章大さんも歌割りが増えていた印象がありますが、お二人とも、安田さんは特に声のトーンが高いので、渋谷さんのパートを歌っていてもあまり違和感なく聞けたのが不思議でした。1番の渋谷さんのパートを2番で同じパートを歌っている人が歌うというパターンも多かったですね。『BJ』の大倉忠義さんがまさにそれで1番のAメロも歌っていました。これも違和感が少なく、私はとてもいい歌割りだなと思いました。

 まったく味が違ったのが『ズッコケ男道』ですね。横山裕さんがパーカッションもトランペットも置いて、身一つで前に出てきてマイクを取ったのは最高にかっこよかったです。『413man』を思い出します。渋谷さんのソロ部分を横山さんが歌っている姿は言葉にできない感動がありました。トランペットがないのは寂しいですがそれ以上のものがありました。痺れました。

 歌割りの話でもう一つ『キング オブ 男!』の落ちサビを錦戸さんひとりで歌ったのは良かったです。あれはきっと他の誰にもできないと思いました。でも、渋谷さんと錦戸さん2人が手を取り合う姿をもう見られないと思うと寂しさも少しありました。だからこそ錦戸さんがすべてを背負ってくれたことが嬉しかったです。

 大きく味が変わったのももう一つ『大阪ロマネスク』です。最初の大事な大事な渋谷さんのソロを6人全員でユニゾンで歌うという判断。落ちサビが錦戸さんのソロであることからその他のパートを、1番Aメロを大倉さん、Bメロを村上信五さん、2番Aメロを丸山さん、Bメロを横山さん、Dメロを安田さんとソロにしてしまうという改革。素晴らしかったです。最初を誰かが歌うとか、他のパートを今まで通りに歌うとか、きっとそれでは渋谷さんのいなくなったロマネスクは成立しなかったと思います。これだけの大きな変化、そして上手いパート割だったからこそ成立した6人の『大阪ロマネスク』でした。しかし最後のサビで、それまで突っ立ったまま歌っていた6人があの振り付けを踊ってくれた瞬間、前と同じロマネスクだと思って涙がこみ上げてきました。変わっても変わらないロマネスク。嬉しかったです。安田さんのフェイクも良かったです。

 7人から6人への変化、渋谷すばるがいないという違いは大きいものの、何も変わらないいつも通りの彼らもいました。

 錦戸さんの挨拶は相変わらず苦手そうですが、牛に例えたり(「赤に突進する」とか上手い)100を7と6とでそれぞれ割ってみたり、必死に考えてくれているんだなと思うとそれが愛おしかったり。そんな錦戸さんをツッコミながらも優しく見守るメンバーがいたり。丸山さんはギャグの連発でした。「元気印」は続いていますね。よく覚えていませんが「シュン」に掛けて「小栗旬」や「シュンクリーム(シュークリーム)」を叫んでいたギャグが面白かったです。かと思えば、ベース演奏のミスを錦戸さんに怒られる丸山さんは可笑しかったです。

 MCでは映画『累』や月9ドラマ『絶対零度』の話から安定の横山さんいじり。そのまま村上さんの妄想月9の春川楓という懐かしいお話も聞けました。翌日のMCでは、『If or』のDVD発売の嬉しいお知らせもありつつ、久しぶりに「チョウヘイソク」いじりをされる大倉さんに笑い、最近の子の名前はかっこいいという話から忠義と隆平のひと時代古い感じの嘆き(私は忠義も隆平もかっこよくて好きですが)に対して横山さんが「裕は(最近の名前の中に混ざっても)イケる」と言うと「侯隆やん」と即ツッコんだ大倉さんにまた爆笑しました。その流れだったかドラマの現場では「信吾(最近は従道)」と呼ばれる錦戸さんに対して「大魔王」と呼ばれていた村上さんも面白ったです。そんな二人がステージ上で美味い美味いと牛乳を飲んでいたのが本当においしそうでした。

 映像もいちいち面白い。Kura Tokは大倉さんの可愛さ、それにも勝る村上さん(と横山さん)の可愛さがたまりませんでした。それに引きかえ丸山さんは可愛く踊る大倉さんの後ろで全力のボケ倒し。早回しだから動きが激しいですし、傘を持って歩き始めたときには腹がよじれるほど笑いました。KING作文でも「(I)いきなり(N)寝転んで(G)元気に自己紹介」の丸山さんはM字開脚まで披露してキレッキレでした。そりゃ村上さんにも敵いませんわ。前日に見た「(I)幾千年の時を経て(N)忍者の真似で(G)限界突破」では、潔く負けを認めた錦戸さんが途中放棄で自ら罰ゲームの箱に入り、悲鳴を上げながら『ひびき』を「キセキー」と謎の言い間違いをしたことに大爆笑しました。

 ベストアルバム『GR8EST』を引っ提げてのツアーのため収録曲をはじめとしたシングル中心のセットリストではあったものの、ソロ・ユニットコーナーを設けて下さったことはとても嬉しかったです。安田さんの『わたし鏡』、錦戸さんと大倉さんの『torn』、横山さんと丸山さんの『ぱんパンダ』、村上さんの『LOVE&KING』、懐かしい曲から個人的に生で初めて見られたものまで、とても良かったです。

 そう言えば『なぐりガキBEAT』がバンドで演奏されていたことに秘かに感動しました。あの曲はダンスも大好きなのですが、バンドになったことで横山さんのトランペットが堪能できました。『Hevenly Psycho』はリアレンジ版で村上さんのピアノと横山さんのトランペットの音色が美しかったです。『BJ』はオリジナル版と見せかけて、後半最後のサビあたりは一瞬ブレイクが入るリアレンジ版になっていたように思いました。『無責任ヒーロー』も東京スカパラダイスオーケストラさんとのコラボアレンジ版で、バンド隊(このバンド隊ひとりひとりのメンバー紹介があったことも感動でした)がスカパラさんの役をしてくださっていたので楽器のソロパートもしっかり聴けて嬉しかったです。バンド隊はギター2本で、Peachさんがソロを弾いていたので大西省吾さんはもしかして渋谷さんパートだったのかな、なんてことも少し思いました。それからバンドで少し気になったのは、ムービングステージでバックステージ側に移動するにつれて、ドラムの音、特にシンバルの音がスピーカーよりも先に生音で聞こえてきてズレているのがちょっと気持ち悪かったのですが、あれはあれでいいんでしょうか。ドームともなれば大きいので仕方がないような気もしますが......でもそれもその場にいたからこそ知れたことなので少し嬉しかったりもしました(笑)

 所々でふざける彼らもいつも通りでした。『オモイダマ』の後奏で掌を開いて腕を上にあげる錦戸さんと「松竹座みたい」と突っ込む村上さん。いい曲の最後なのに笑いにされてしまいました。大阪はドピーカンだという話から「ドピーカンなSunday」と『Speedy Wonder』を歌い始めたのは嬉しかったですね。『ズッコケ大脱走』に対する客の反応を見て安田さんが「ざわっとする感じ(反応が薄い)なんや」と言っていたのには驚きましたがもう11年も前なのですね。私もリアルタイムで知る人間ではありませんが知らないわけではないので懐かしかったです。大阪の24日にも松竹座時代のお話(村上さんが『レクイエム~宇宙の記憶~』を歌ったらしい)をされていたみたいなので、大阪に来て懐かしいものを色々と思い出したのかもしれませんね。何かの機会にまた昔の曲も歌ってほしいです。

 アンコールではずっと野球のサインとバットを振るフリをしていたり、「勉強しろ」と連呼していたりした村上さんが可笑しかったです。大倉さんは声が枯れ気味で高音が歌いづらそうだったのに、突然レイザーラモンHGのモノマネを始めて「セイセイセイフォー」と叫んでいたのが最高に面白かったです。横山さんのムチャブリで安田さんも静かに腰を振りながらHGをしてくれたのも面白かったです。安田さんはとても元気そうで、だいぶ動けるようになったとも仰っていたし、順調に回復しているようで本当に良かったです。

 渋谷さんのことだけでなく、安田さんのことやベストアルバムなどで普段のライブと違うところもありながら、相変わらずアホやって楽しそうに笑っている彼らを見られたことが何より良かったと思います。6人の関ジャニ∞でも何も心配いらない。6人の関ジャニ∞はしっかり始まったんだ、いや、始められたんだと感じました。このライブに行くことができて本当に良かったです。

 最後に、25日の大倉さんの挨拶がとても印象に残ったので書いておきます。大倉さんは「未だに納得していない」と仰いました。その理由を「芯を食った言葉聞いていないから」だとも仰いました。大倉さんは4月の会見でも同じようなことを仰っていて、その後ラジオなどでも色々とお話しされてきて、その時の発言を悔やんでいる様子だったり、多少消化されたような様子だったり、私はそう思っていたのですが、それでも月日は経ったとは言え、難しいことだったのでしょう。その大倉さんの気持ちにとても共感しました。しかしその後大倉さんは、最後の音楽番組で何度も演奏するうちに言葉にしなくても分かるものがあったと仰いました。だからこそ関ジャムで『LIFE』を演奏した時、あれほどまでに笑顔でいられたのかなと感じました。私だって納得したわけではありませんが、6人の関ジャニ∞を応援したい。大倉さんの言葉は救いでした。

 関ジャニ∞はもう8人じゃない。7人じゃない。6人なんだ。そんな関ジャニ∞が私はやっぱり大好きです。

 ライブめちゃくちゃ楽しかったです。素敵な時間をありがとう。いつか、また...会えるよね。