それを嫌いになれないから

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超私的 本当は観たかった舞台5選

  先日、初めて舞台を観劇しました。そして、私は知ってしまったのです。舞台の素晴らしさを。ドラマや映画とは違う生ものだからこそ感じられる空気感、ライブとは違う静かに見る楽しさ。何もかも感じたことのない初めての体験ですべてが新鮮でとても感動しました。ぜひ、また舞台を観に行きたいと思い、すでに一作品チケットを手に入れています。他にもこれからたくさん観に行きたいと思っています。

 観に行きたい作品は、金があって時間があってチケットが取れれば観に行けるわけです。しかし、過去の作品というものは何をどうあがいたって観ることができません。気になっていた作品や、舞台の素晴らしさを知ってから改めて観てみたかったと思った作品など、様々あります。そこで、観に行きたかった思いを吐き出すことにしました。もちろん時間は過去へ向かって進むことはないのですから、ここで騒いだって喚いたって観られることはないのですが、言うだけなら自由ですから、観たかったという思いを書き連ねておきます。そしてあわよくば再演なんて幸運なことが起こらないかななどと願いながら、本当は観たかった舞台を5つ選びましたので、どうぞお付き合いください。

 これらの舞台を観に行ったという方は、感想をお聞かせいただければ幸いです。ぜひよろしくお願いいたします。

 

  • 『上を下へのジレッタ』

 2017年5月から6月にかけて東京はBunkamuraシアターコクーン、大阪は森ノ宮ピロティホールで上演された妄想歌謡劇。主演は横山裕さん、原作は手塚治虫さん、脚本・演出家は倉持裕さん。テレビ業界を追われた天才TVディレクター門前(横山裕)が、ジレッタと呼ばれる妄想世界に魅了され、 ジレッタによって再起を図る物語。

 横山さんと歌謡劇という意外な組み合わせは観たかった理由のひとつです。ボイトレなどかなり特訓されたらしい横山さんの美声をぜひ生で聞きたかったです。そして、物語も気になるところです。上記のあらすじは、観劇した方が書いたブログでご自身の記憶を頼りに台詞起こしをされていたのを拝見して得た情報です。公式のあらすじを読んだ時にも面白そうだなと感じたのですが、そのブログを拝見してからなおさらその思いが強くなりました。そしてこの舞台を観たい一番の理由は横山さんの役柄です。自らの才能に溺れて欲に塗れた決して "良い人" とは言えない門前の陰のあるキャラクターがとても気になります。そんな役を演じる横山さんも久しぶりですから、観たかったなあ。

 

  • 『蜘蛛女のキス』

 2017年5月から6月にかけて東京グローブ座で上演された舞台。出演者は大倉忠義さん、渡辺いっけいさんの2人のみ。演出は鈴木裕美さん。舞台はブエノスアイレス刑務所の中。同室になった青年革命家ヴァレンティン(大倉忠義)とトランスジェンダーモリーナ(渡辺いっけい)が徐々に心を通わせる物語。

 こちらは原作の小説をはじめ、映画やミュージカルなど様々な形があるため、漁りまくって主軸となるストーリーは把握しましたが、エンディングはものによって大きく異なていたので、この舞台ではどうなっていたのか気になります。大枠のストーリーを知っただけでもこの切ない物語に感動したので、大倉さんと渡辺さんの2人の作り上げる舞台でその物語を体感したかったと強く感じました。また、大倉さんがこういった野心に溢れた荒々しいキャラクターを演じることも珍しいです。天然さく裂の可愛いキャラか割と普通な好青年役が多いので、意外な大倉さんを観てみたかったです。

 観たかった理由について、書いている量は他の舞台とさほど変わりませんが、多分ダントツでこの舞台が一番観たいです。東京公演しかなかったというのも観に行けなかった理由の一つなので、ぜひ地方公演を含めて再演していただきたいです。

 

  • 『50Shades!!~クリスチャン・グレイの歪んだ性癖~』

 2016年11月から12月にかけて東京は新宿FACE、大阪はサンケイブリーゼホールで上演されたコメディミュージカル。主演は浜中文一さん、脚本・演出家は河原雅彦さん。若き青年実業家であるが歪んだ性癖を持つグレイ(浜中文一)と恋を知らないうぶな女子大生アナ(玉置成実)の恋愛物語。

 観たかった第一の理由は浜中さんの初主演舞台であったこと。「初」は一度しか訪れません。これを逃したのはかなり後悔しています。それと同時に初主演作品でありながら、その内容がジャニーズ事務所所属タレントとしては意外過ぎる内容だったことも気になる点でした。原作の小説を読んだのですが、まあいろんな意味で凄い内容でなおさら観たくなりました。ああ、私は変態なのかもしれない。だから「初」は逃したとしてもこの物語をぜひ観たかったと思いました。浜中さん自身も再演はないと思うというようなことをおっしゃっていましたが、ぜひ再演を求めます。その時には必ず観劇します。

 

 2016年6月から7月にかけて東京グローブ座で上演されたシェイクスピアの悲劇。主演は丸山隆平さん、演出は鈴木洋美さん。実在したスコットランドの王マクベスをモデルに、主君を暗殺し王の座に就いたマクベスが、苦悩から暴政を行い、最後には復讐に倒れるという、シェイクスピア四大悲劇のひとつです。

 丸山さんがするシェイクスピア作品ということと、悲劇というだけあって丸山さんの演じる役が悪役(と一言に言ってよいものか悩むところではありますが良い人ではないという意味で悪役)という点で見たかった舞台です。WSで見た狂気じみた丸山さん、心惹かれます。殺陣のシーンも満載だという噂でますます見たい欲が高まります。物語や役柄もさることながら、そもそも丸山さんの舞台でのお芝居を見てみたい願望がとてつもなく強いです。だから再演もぜひ希望しますが、新しい作品も楽しみにしています。

 

 

 「5選」と言いながらよくよく考えてみたら本当に観たいのは4作品になってしまいました。もう1作品は、最近まで屋良朝幸さん主演のミュージカル『ドッグファイト』だったのですが、ありがたいことに再演が決まり、チケットも手に入っているため夢が叶いそうです。どれも割と最近の作品なので声を上げれば再演の可能性もなくはないのでは?とひっそりと期待しています。こういう場合どこに声を届ければよいのでしょうかね。きっとこんなネット世界の片隅にひっそりと書いた程度では思いは伝わらないと思うのでとりあえずファンレターにでも書いておきます。

 しかし、再演と言わずとも新しい作品も楽しみにしています。関ジャニ∞さん、ぜひまた舞台をお願いします。大倉さんが初舞台(ジャニーズ以外の舞台でという意味)に挑まれたように、錦戸さんとか舞台いかがですか。期待しています。