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【感想】新ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』第1話が想像以上に良かった

 日本テレビ系毎週土曜夜10時から放送中のドラマ『ウチの夫は仕事ができない』が先日スタート。第1話が放送されました。まったく新しいお仕事ホームドラマ。主演は錦戸亮。見た目よし、学歴よし、収入よし、でも仕事ができない夫。会社ではお荷物扱い。でも家庭では妻の妊娠が発覚。というのが、予告で分かっていた内容。なんともハラハラしそうな物語だなと感じていました。

 私は、タイムスリップとか、ありえないヘマをして事件起こすとか、その手のハラハラドキドキする物語が苦手です。共感性羞恥です。それからコメディもあまり。見ていてもどかしいし、イライラするし、心が痛くなります。だから、このドラマもその類かなと思っていました。仕事の出来ない様子にイライラ、妻や姉との関係にハラハラ、そんなのをイメージしていました。3か月間見られるか心配でした。

 そして迎えた初回放送。想像以上によかったです。始まる前の印象がほぼマイナスなので、何とも言えないですが、それでもプラスにはなりました。

 小林司の “仕事ができない” ぶりといのがどの程度ものなのか気になっていましたが、ただヘマをやらかしたり、下手くそだったりという訳ではなさそうです。物語の序盤、デザイナー事務所へチラシ作りの依頼に行くシーン。参考に用意したチラシをつまらないと返され、他の案を求められたとき、戸惑った表情で完全に持ち駒をなくした司は、確かに仕事ができないと感じました。こういう感じかと思いました。でも、メインはそこじゃなくて、優しさゆえに仕事より大事だと思ったことを優先させ仕事に失敗するという点。なるほど、確かに仕事はできないが、そこに人間の温かさが詰まっていて、これなら見れる!と少し安心しました。もちろん、仕事ができていないのは確かだし、ハラハラ要素は残されるけれど、まだましだと感じました。コメディ要素についても、司がコメディにかかわる部分が少なかったので大丈夫でした。

 しかし、それ以上に私がこのドラマを気に入った点は、ホームドラマのパート。

 妻の沙也加可愛すぎませんか?沙也加役は松岡茉優さん。私は多分、松岡さんのこと苦手だったと思います。バラエティーで元気な女の子は基本的にあまり得意ではなかったので。でも番宣の段階で、バラエティーがあまり得意ではない錦戸さんをうまくアシストしている姿に徐々に好感を持ちました。そしてドラマの中の沙也加が可愛い。とにかく可愛い。極端に言えばぶりっ子になるのでしょうか。「うふふ」とか「きゃは」とかって感じですが、それも松岡さんが演じていると許せるというか、可愛いなあと思いながら見れました。見れている自分に驚いています。でも可愛い。なんか可愛いしか言ってないけど、本当に可愛い。

 さん付で呼び合う感じもとてもいいです。時々敬語なのも。沙也加も派遣のお仕事をしているみたいですが、料理はもちろん、お弁当も手作りで、夫のお見送りまできちんとする素晴らしい妻。かと言って、夫は威張るわけではなく、ちゃんと感謝の気持ちを持っている。二人とも互いに優しいし、尊敬し合っているのも、愛し合っているのもすごく伝わる。新婚さんという設定だからかもしれないけど、この設定がとても好きです。

 今の世の中の流れに逆らうようですけど、私は亭主関白に憧れます。でもまあ実際、女性も働いていればそうはいかないだろうし、男性に威張られたらもちろん腹も立つだろうし、それを我慢しろというのは違うと思うのですが、小林夫婦のような夫婦像は理想です。

 そんな夫婦関係が素敵で、穏やかで、ほのぼのしていて、ほっこりできる。最近はほっこりするお話にはまっていて、そのせいもあってかなりツボにはまっています。

 沙也加は元気で明るくてちょっとあほっぽい(失礼)ところもある一方、司は穏やかで優しくてとても紳士。家でのシーンでは大きな声を出すこともなく、冗談を言うようなこともなく、やっぱり紳士。そんなふたりが、というか沙也加があだ名呼びを提案して、「さーやって呼んで」と言った後に「ダサくない?」と言った司が、このドラマ初の司の冗談で、この瞬間がめちゃくちゃほっこりしました。あまりにも司が紳士すぎて、ちょっと現実味のない夫婦感がありました(それでも私は素敵だなと思っていました)が、この瞬間、この夫婦は本当に仲がいいんだなと感じ安心しました。やっぱり多少の冗談って人間関係において必要だなと最近感じていたので、改めて素敵な夫婦だなと思いました。

 そのシーンのことで言うと、司が沙也加に仕事ができないことを伝えるシーンは感動でした。伝えるシーンというか、そのあと沙也加の話した、デザイナーさんが来てくれたこと、「私の自慢の夫です」と言ったこと、「司さんの良さが分からない会社なんかやめてもいいです」と言ったこと。めちゃくちゃ泣きました。初回から泣かされるとは思ってもみませんでした。前半はずっと司の優しさが描かれていたのに対して、このシーンは沙也加の優しさに溢れていて、司もそりゃ抱きしめたくなるよなと思いました。最後のハグまで含めていいシーンでした。本当に可愛すぎる夫婦です。

 現実こんなうまくいくわけないのは分かっていますが、ドラマだからこそ許される理想の夫婦。本当に素敵な夫婦です。うちの親もこうなってくれたらいいのに。かつてはそうだったのかなあ。でもちょっと気持ち悪いな(笑)

 現実味がないといえば、司と沙也加の出会いのシーン。森の中に現れた妖精さん。まず、ないですよね。ないけど、これまたドラマだから許される。そしていい出会いすぎる。今のところ出会いと結婚までの間がないですけど、2015年10月に出会って、2017年(でいいですよね?)7月7日で新婚さんということはおよそ一年半くらいですか。この間の出来事も今後描かれたらいいななんて期待しています。でも謎に包まれていてもいいかな。でも知りたいなあ。

 ホームパートには司の姉がつきもののようですが、お姉さんは関西弁。つまり小林司は関西人。これはまた驚きでした。錦戸さんが関西人の役って初めてくらいじゃないですか?公式Twitterによると姉と喋るときは関西弁、沙也加とは東京弁、3人だと柔らかい関西弁になるとのこと。

 

クリームシチューを食べながら具体的なお仕事内容を話した時の関西弁は、あれは柔らかい関西弁に分類されるということですかね。では、姉と一対一だともっと関西弁が聞けるということ...。錦戸さんの関西弁は聞き慣れていますが、役柄としての関西弁、楽しみです。

 関西人設定も驚きましたが、司のキャラ設定はなかなかでしたね。見た目よし収入よし学歴よし、でも仕事ができない。性格は優しくて穏やかで紳士。これだけでも十分に成り立つのに、まさかのキノコと粘菌好き。キャラ強すぎる。というか、マニアックすぎる。沙也加は可愛いと言っていましたが、あだ名が「キノコ博士」の時点で確実に馬鹿にされるタイプ(でもイケメン)。家もキノコだらけですね。お弁当も食事もキノコだらけ。キノコや粘菌の写真いっぱい飾って、ベランダには栽培ハウス的な司の隠れ家まである。このドラマはなぜこんなにキノコ推しなんでしょう。でも、そこが(仕事はできないけど)司の完璧さと対象的なギャップを生んでいてとてもいいです。人間誰しも何かに熱中する。現実味のないドラマだからこそ、こういったギャップが現実味を出しているように思います。粘菌オタクはなかなかいないと思いますけどね(笑) それさえもなんだか可愛いです。司と沙也加の出会いもキノコ絡みですから、キーとなるところにキノコと粘菌を持ってきた点は、かなり面白いと思います。

 と、思った以上によかったこのドラマをひたすら褒めちぎって来ましたが、ひとつ気になることがあります。可愛すぎる妻、夫の紳士ぶり、コメディとほっこりの融合、妻の妄想癖、妻の妄想…。こんなドラマありましたよね?昨年末、世間を賑わせた『逃げる恥だが役に立つ』。とても似ていませんか。もちろん、物語のストーリーもテーマも全然違いますし、何より夫の仕事の出来がまったく正反対ですが、雰囲気が似ていると感じました。

 まず、妻の沙也加を可愛いと思った瞬間、逃げ恥のみくりの可愛さがよぎりました。女の私でも可愛いと思う可愛さ。これは逃げ恥で新垣結衣さんを見たときに感じた感覚と同じでした。可愛い。

 次に、妻の妄想癖。を、映像化する演出。こういうドラマはあまり数多くはないのでは?逃げ恥はパロディ感が強かった(というかあれはもともと原作がそうなっていた訳ですが)ですが、こちらは歌とダンスが多いのか…。でも2話の予告はまたテイストが違うようでした。今後どうなっていくのか楽しみです。

 そして、妻のどこまでも夫に尽くす姿。まあ、みくりは仕事として専業主婦をやっていた訳ですが細かいとこは置いておいて、雰囲気として似ているなと感じました。

 そして、案の定そう思ったのは私だけではないようで、ネット上のあちこちでその旨の書き込みが見られました。制作局も違うし、脚本家や監督も違いますが、似ている。逃げ恥はあれだけヒットしたドラマですから、便乗したくなる気持ちも分かります。もし便乗なら褒められた話ではないですが、便乗でないなら、たとえ便乗でもあっても、似たような効果が期待できるのではないかと思っています。つまりヒット。初回視聴率も好調な滑り出しのようですし、ネットの反響では似てるという指摘はあるものの、次回放送を期待する声も見られます。沙也加可愛いし。似ていることを批判するつもりはありません。妄想パートは1番のコメディ要素になるし、妻の可愛さも夫に尽くす姿も私は好感を持ちました。私は逃げ恥も「ガッキー可愛い!この2人素敵!」と騒いで、大好きだったので、むしろ嬉しかったです。その点を批判されずに、どうか話題作になってくれたらなと思っています。

 以上、長々と感想を語りましたが、本当に想像以上に良いドラマだったので、なんとか3ヶ月耐えられそうです。というか、もう2話が楽しみで、その気持ちが抑えきれずに毎日1話を繰り返し見ています。3ヶ月後、お気に入りのドラマの一つになることを期待したいます。もちろん、世間的なヒットも祈っています。

 

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