それを嫌いになれないから

音楽のこと。ジャニーズのこと。

【感想】最終回 ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』がとても良かった

 日本テレビ土曜ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』がついに最終回を迎えました。放送開始前は個人的にあまり期待しておらず、ただ錦戸亮主演だからという理由で見始めたこのドラマですが、第1話で想像以上に惹きつけられ、それからは小林夫婦の可愛さに完全に惚れ込んでしまいました。終わってしまうのがとても名残惜しいです。

 さて、各話ごとに感想を残してきましたがついに最終回ということで、最終回の感想も述べつつドラマ全体を通して総まとめのような感想も書いていこうかと思います。

 

 これまでの感想はこちら↓↓

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【第10話】

 最終回ではまた時間が経ち、沙也加の出産予定日である3月。司もすっかり家庭優先になり、優しさ倍増。家庭での夫婦のふわふわした会話も復活。見ているだけで幸せになれそうです。それでいて、仕事は小さなものでも一生懸命やる真面目さを残しながら、失敗はしなくなっています。そのおかげで大きな仕事も手に入れる司はしっかりとできる男に成長しています。沙也加が破水した時に、「病院に行け」と土方や同僚たちに言ってもらえる信頼関係も社内で築かれ、ここにも司の成長が見られました。

 お姉さんは小林夫婦を引っ張りまわしてばかりだけど、何気にいいこと言いますよね。沙也加が、司が仕事を我慢しているんじゃないかって相談をした時、「それならそれでそういうんじゃない?沙也加さんと司の間柄なら」と言った言葉、なるほどと思いました。結局沙也加には響かなかったみたいですが、司の言葉に嘘はないのだろうなと感じました。

 噂の台本10ページ、12分の司の長台詞シーン。錦戸さんはミスなくこなしたそうですが、きっとこのシーンは多少言葉に詰まったり、噛んだりしたとしても成立するんだろうなと思います。それよりも12分の小林司の演説を通しで撮ることが、空気感やリアリティを大切にすることになるのかなと。時に泣きそうになりながら、沙也加を見ながら話す姿から、司の本心が詰まった演説なのだなと感じられました。

 最後のミュージカルは妄想ではありませんでしたが、最終回にふさわしい、これまでで一番華やかで明るくて楽しい最高のミュージカルでした。小林夫婦可愛い。後半は司の歌唱がよく入っていましたが、土方さんの合いの手が面白くてダンスも一番ノリノリ。一方お姉さんはあんなキャラなのにダンスは少し恥ずかしそうで、現実が垣間見れて(ドラマ的にはアウトですけど)可愛かったです。

 エンディングは最高のラブラブシーン。お互い一緒に居られて幸せだと言葉にし合える夫婦なんて現実にどれだけいるでしょうか。照れながらキスする感じも可愛い。幸せいっぱいの温かい最高のエンディングでした。

 

・ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』全体を通して

 このドラマの魅力は、小林夫婦の可愛さにあると私は思っています。外見はもちろん内面も可愛いらしい。外見は顔はもちろん、沙也加のふわふわした髪形や服装も可愛いですし、司も最終回にして突然前髪が短くなり(錦戸さんなぜ前髪を切ったのだろう)可愛さが倍増していました。でもそれだけではなく、行動や言葉、性格にも可愛さが溢れていました。沙也加の少しぶりっ子っぽい大げさな喋り方や動きは、松岡さんだからこそ違和感なく見られて、沙也加の可愛さになっていました。司はとても紳士なのに、時々天然ぶりがさく裂する様子や、沙也加と話すときの喋り方はとても可愛いです。そして何より、この二人が二人でいるところがとても可愛い。会話も内容から二人が醸し出す雰囲気まで何もかも可愛い。照れた笑顔でハグしたりキスしたりする様子もとても可愛らしくて、毎週見ているだけで癒されました。

 仕事ができない夫の物語ということでしたが、その仕事のできないぶりや夫婦の関係など世間的には賛否両論あると思います。もちろんそこに正解はないし、様々なあり方をひとつの物語の中に描ききることも難しいことです。それを考慮した上で、ひとつの家族の姿をあのドラマの中に見るとしたら、私は彼らの姿は素敵に思えました。あくまで理想型です。現実問題、あれほど上手くはいかないだろうし、そこは違うだろと思う所もありますが、小林夫婦のようになれたらいいなあと思いました。家庭を大切にしてくれる夫。夫の仕事を支える妻。そして何より、この夫婦の “親しき中にも礼儀あり” というような間柄が素晴らしいと思います。互いに尊重し合い、感謝し合い、思い合って、支え合って、愛し合っていける夫婦。とても素敵な夫婦像だと思いました。素敵な夫婦が醸し出す幸せそうな雰囲気に3ヶ月間癒され幸せにしてもらいました。いろんな考え方はあると思いますが、働く女性が注目される中で、男性の仕事と家庭の在り方についてスポットを当てたこのドラマは、私はとても良いドラマだったと思います。

 

 余談ですが、先日、映画『羊の木』の公開日と特報が解禁されました。ドラマが終わってすぐ、映画が公開に向けて動き出したのがとても嬉しいです。錦戸さんの演じる役は、また心優しい役場職員のようですが、物語自体が暗い雰囲気を合わせもっているサスペンスで、他の登場人物の設定はかなり変わっています。似たような役柄でも、これまではコメディだったり明るい物語だったりが多かったので、ただ優しいお人好しな役でも、また違ったように見えるのではないでしょうか。錦戸さん出演の作品としては珍しいものになりそうで、とても期待しています。第53回シカゴ国際映画祭、第22回釜山国際映画祭への出品も決定しているようですし、これが大成功して、錦戸さんの代表作の1つになることを期待しています。

 

ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』後半戦 6話〜9話の感想まとめ

 日本テレビ土曜ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』もついに終わりに近づいてきました。錦戸亮さんが演じる司と松岡茉優さん演じる沙也加の幸せ夫婦が見られなくなると思うと寂しいですね。最終回を迎える前に後半戦の感想をまとめておきたいと思います。

 

ドラマについての過去記事はこちら

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【第6話】

 喧嘩ミュージカルでは初めて司の歌声が入りました。歌もダンスも素敵。

 喧嘩がしたい沙也加が色々と喧嘩の種を撒くものの、すべて拾う優しい司が凄すぎる。本当に心優しい男。ジェントルマン。

 久しぶりに粘菌絡みのお話。粘菌のことになると普段は温厚な司の感情的になる一面が発見されました。翌日後悔しているふたりが同じことを考えているのにすれ違っているのが、もどかしくもありましたが、とても微笑ましかったです。停電という非日常がふたりを近づけてくれてキャンドルで偶然にもいい雰囲気が演出され無事仲直りできたふたりの、実は同じことを考えていたと知った時の表情が素敵。そして、無くなって気づくお弁当の有難み、お弁当を作るやりがい。幸せだと言い合うふたり。ハグするふたり。大好きだと言い合うふたり。ああ、なんていい夫婦なんでしょう。本当に最高のほっこりです。

 

【第7話】

 消去法ではあるが、ついに司が仕事をしっかりと任されるようになったのが嬉しいです。ハプニングは司のミスではないですし、司の人の好さで成功にもつながり、成長している姿が微笑ましい。

 司のお父さんはクセが強いですね。司の親思いな姿が素敵でした。お父さんも司の仕事を見て心を動かされている様子がとても感動的でした。沙也加とお父さんの浴衣姿も良かったです。

 沙也加の妄想が突然切られたのには不意を突かれて笑ってしまいました。しかし、再び始まった妄想はまさかの2本立て続け。土方始め(黒川以外の)会社の人たちとのミュージカルシーンは初めてですね。2本目はまた綺麗なミュージカルでした。

 桃をもらったからか突然すぎる気もしますが、田所は司に対する接し方が穏やかになりましたね。食事会へ向かう2人のシンクロ度と見事に顔を合わせずに済む流れが面白かったです。

 所々の細々とした小林夫婦の言動がいちいち可愛くてほっこりしますね。最後、病院で男の子だと告げられたシーンでの司の表情がとても優しくて、少しずつお父さんになっていっているのかなと感じました。

 

【第8話】

 前回の衝撃的な予告とともに1週お休みが入ったためにとても楽しみにしておりました。

 ついに私生活で田所と司が出会ってしまいました。お姉さんの弟思いな姿、田所の反省した様子、それに対してコケにされた張本人の司はお姉さんと田所のことを考えてまったく怒っていない様子。また司の優しさに心温まりました。改心した田所のミュージカル妄想シーンはジャニーズ2人の本領発揮といった感じでとてもかっこよかったです。錦戸さんはライダースがよく似合いますね。

 これまでは仕事ができないことを気にしている様子だった司がだんだんと仕事ができるようになって、さらに仕事ができるようになりたいと思うようになるという、それがこの第二章ということでしょうか。全体としてはいつものほっこり感動スタイルでしたが、最後の社長賞をもらってから、次回予告含め、BGMも初めて聴く曲で、少し寂しが漂う雰囲気に。放送終了後、公式SNSに投稿されるサーヤ体験動画も沙也加のことを思うととても寂しい切ないLINE。来週が気になります。

 

【第9話】

  今思うと、第5話はかなり伏線になっていたのですね。土方の「家族サービスは怠るな」「まともな時間に帰れ」や「上司や会社に認められたいとかこれっぽちも思っていない」など、今になって響く言葉たち。妄想ミュージカルも笑い要素も一切排除して、真面目に仕事ができるようになるのが本当に幸せなのか考えさせられる回でした。

 社長賞を貰ってから3か月の間に仕事ができる司になりましたが、こんなにも人は変わるのかと思いました。沙也加と話せばいつもと変わらないようにも思えますが、話すまでの様子や話す時間はこれまでとまったく違う。沙也加が切ない。沙也加自身は葛藤しているようですが、寂しさを堪えて健気に夫を支える姿は本当に切ない。最後の頼みの綱だったお弁当を(司としてはそのつもりは無かったのでしょうが沙也加にしてみれば)拒否された時の沙也加は本当に辛かっただろうな。自分の存在を否定されたような、そんな気持ちだったのかな。家出するのも分かります。

 かと言って、司に腹が立つことは無かったのが自分でも不思議です。変わってしまったけど、根の部分では変わっていないのが分かっていたのかな。宝田さんの手柄を奪うような形の社長賞の話で戸惑っている姿などは、変わらない司が垣間見れました。でもその後、家出した沙也加を一度迎えに行った時の会話は唯一引っかかりました。そうじゃないじゃん!謝れよ!!と、とても思いました(笑) 

 今回はあかりやお姉さんの力が大きかったですね。あかりが持って来てくれた沙也加のポトフが雪解けのきっかけを作ってくれました。司もさすが不器用ですよね。沙也加が司のことを心配していることに驚くなんて。沙也加の言葉の裏にある感情にまったく気づかない。気づけよ!ポトフを食べながら沙也加のお弁当をまとめたノートを読んで涙するというか号泣する司。こんなに号泣するお芝居も錦戸さんは久しぶりではないでしょうか。沙也加の愛や優しさに感動しつつも今は見られない笑顔に悲しくなりました。

 沙也加を迎えに行った司と同時に沙也加も家に帰っていたという相変わらず相思相愛すぎてすれ違う小林夫婦はやはり可愛いですね。社長賞とリーダーを辞退した司の「僕にはキャパオーバーだった」という言葉に納得しました。仕事ができるからと言って家庭を顧みない人ばかりではないだろうと少し疑問を感じていましたが、司の場合には不器用が故に、仕事もバリバリやりながら家庭も大事にするなんて器用なことはできない。一番大事な沙也加を守ることにした司の決意というか、大事なのは沙也加だということに気づいたことが、沙也加のように見ていて嬉しかったです。「気づくの遅いよね」と言いながら前夜と同じくらい泣いている司を受け止める沙也加を見ると、沙也加は強いなと思います。いつもぶっ飛んだ妄想したり、どこか抜けてたりするところもあるけど、沙也加は誰よりも大人で誰よりも強くなったなと思いました。涙を拭って2人で抱き合って「おかえりサーヤ」「おかえりつかポン」と言い合う姿は、いつものほっこり以上に感動しました。何より最後に、今まで通りの「行ってきます」「行ってらっしゃい」が見られたことが一番嬉しかったかもしれません。きっと司なら、この夫婦なら、社長賞や大きなプロジェクトのリーダーを辞退しても幸せな生活が送れるのでしょう。

 

 ついに次回は最終回です。先程公式サイトの次回のあらすじを読んでいたら思った以上にネタバレの数々で驚きました。いや、以前からかなり詳しく書いているなと思っていましたが、まさか子供の名前まで載っているとは(笑) まあ、最近はどんなドラマでも映画でも予告やあらすじでほとんど展開が分かってしまう傾向にありますから、そういった風潮なら仕方がないのかもしれませんけどね。ネタバレを避けている方はお気をつけください。私はすでに読んでしまいましたが、基本的にネタバレされても楽しめる質なので、最終回楽しみにしています。第9話でほとんど問題は解決したはず!最後の可愛い夫婦のほっこりに期待しています。

 

 

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関ジャニ∞シングル『奇跡の人』の感想と改めてメトロック出演について

 関ジャニ∞の新曲『奇跡の人』が先日発売されました。メンバーの錦戸亮さん主演の日本テレビ系ドラマ『ウチの夫は仕事ができない』の主題歌だったり、限定盤には今年5月に出演したTOKYO METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2017の映像や音源も収録されていたりで、発売前から楽しみでした。超独りよがりの感想と、改めて関ジャニ∞のメトロック出演について考えたことを記していきたいと思います。

 

奇跡の人

 さだまさしさん作詞作曲。歌詞には関ジャニ∞メンバーの意見を反映。現代版、関ジャニ∞版関白宣言。とても楽しみでした。メンバーが口を揃えて「フルで聴いて」とおっしゃっておりましたが、私もライブで先にフルサイズの『奇跡の人』を聴いていたので、フルサイズで聴く意味も理解でき、改めてフルで聴ける日を楽しみにしていました。

 さすがさださんと言いますか、歌詞が素晴らしくフルサイズで聴いてこそ物語になります。その物語がまさに関白宣言。こうしてほしいああしてほしいと女性への理想を並べながらも、自分も悪いところは直すから、愛するからという実は女性思いな男性の物語。まあこれをフルで聴いても男尊女卑だとかいう人もいるのでしょうが、私はとても好きです。現代版と言うだけあって、さださんの『関白宣言』よりは緩めだと思いますし、関ジャニ∞版という観点から若干古風な考え方になったのでしょう。でも、私はそういう古風な考え方も気にならない、むしろ憧れていうるようなところもあるので素敵だなと思いました。そもそも"奇跡の人"ですから、あくまで理想を述べているだけだからこそ成り立っているとも言えます。また現代版と言われる所以は、苦手な女性像が現代感漂う今時の若者の女性だからでしょうか。これは、男性女性問わず言えることで私も関ジャニ∞よりは現代の若者ですが、共感できました。そして、ラスト3番を聴いたらこんな男性は素敵だなと思います。1番大切なことをきちんと大切にしている。男性からみた理想の女性を歌った曲でありながら、これを受け入れられる女性からすれば、理想の男性を歌った曲にもなる曲です。

 曲調や雰囲気としては、メンバーもおっしゃっていましたが、関ジャニ∞にはなかったテイストかなと思います。さださんらしい優しいサウンド、ドラマの雰囲気にも合う幸せそうな柔らかな雰囲気です。ミディアムテンポで、アコギやフルート、グロッケンなどの優しい音から始まり、サビではバイオリンによる壮大感が加わります。最後のラララ〜と歌うパートでは管楽器の音も増えてノリのいい楽しい雰囲気になります。幸福感が溢れ出るサウンドです。

 メンバーの歌い方も曲の雰囲気に合わせてとても優しい。掛け合いで喋るように歌っているところはこの曲にとてもぴったりで、歌詞に合わせて歌い方が違ったり感情が籠っていたりして、人の温もりや人間らしさを感じます。特に最初の錦戸さんのソロや3番の渋谷すばるさんと錦戸さんのソロの部分は、ソロを歌うメンバーだけでなく、掛け合いのメンバーも歌い方が柔らかで優しく、美しい歌声が響きます。打って変わって、最後のラララ〜の部分では皆さん楽しそうに歌われているのがとても印象的です。

 初回限定盤の特典DVDには、レコーディング風景が収録されていますが、それを見てもお分かりのように、この曲はメンバー全員での同時レコーディングが行われました。普段は1人ずつレコーディングしたものを繋ぎ重ね合わせて出来上がるCDですが、実際メンバー全員が一緒に歌い、それがCDになりました。だからこそ、掛け合いパートの自然な雰囲気や、人の温かさが歌にも滲み出ているのではないでしょうか。

 

コーヒーブレイク

 通常盤にのみ収録された渋谷さん作詞作曲のこの楽曲。初めに解禁されていた情報はこれだけ。そして発売直前のラジオ番組『渋谷すばるのスバラジ』(NACK5)にて、サビ(多分)直前までが解禁され、意外にお洒落なその雰囲気に驚いているのもつかの間、発売されたフルサイズでは驚きの展開。渋谷さんにしてやられました。

 ピアノ伴奏と錦戸さんのソロから始まる曲というのにまず驚き。キーが高めでスローテンポで若干掠れる声も味があってとても素敵です。テンポアップしたその後サビまでのソロパートはメンバーの歌い方がとても優しい。曲調もお洒落で、サビに向かって段々とオケの音も厚みが出てきます。爽やかなサウンドに軽快なリズム音。歌詞に合わせて日常音や声が入っているのもお洒落です。編曲は渋谷さんに加え、関ジャニ∞ではお馴染みのPeachさんという安定感。さすがです。

 歌詞もお洒落。聴き進めていくにつれて、二人称で表現されているものは「コーヒー」だと分かります。タイトルのように、コーヒーとともに過ごす1日の様子を描いた歌詞ですが、このお洒落な歌詞はサビ前までに完結します。そして、サビはひたすらに「コーヒーブレイク」を繰り返すという驚きの構成。曲は5分程度あり、一般的な長さですが、Aメロ、Aメロ、サビ、サビのような構成でしょうか。ワンコーラスのようですが、十分満足感のあるボリュームです(なんだか食事みたいですね)。

 これだけで終わらないのが渋谷さん。ここまでとてもお洒落で、もちろんサビもお洒落ですが、メンバーが「コーヒーブレイク」と繰り返し歌う中、「俺は飲まれへんけどな」という錦戸さんの声が。英語で言ってみたり、自分の分を人にあげたり、とにかく自分は飲めないことを繰り返す錦戸さん。初めの錦戸さんのソロはつまり、いつかコーヒーを飲んでみたいという願望。まだ近づけていない錦戸さんはコーヒーを「君」と呼び、他メンバーは「お前」と呼ぶ、この違いも渋谷さんよく考えてらっしゃいますよね。後半は攻守交代し、「コーヒーブレイク」と錦戸さんが1人歌いながら、他メンバーがコーヒーの良さを伝えます。安田さん(?)の高音ハモりも心地良いです。1人で「コーヒーブレイク」と歌っている錦戸さんがなんだか切ない。そして最後にはコーヒーを飲んでみた錦戸さん。そして結局「やっぱ無理や」という見事なオチで締めくくられるのが、このお洒落なくせにネタ曲化した謎多き『コーヒーブレイク』の全貌でした。

 渋谷さんがジャニーズwebでもおっしゃっていましたが、あくまでこのオチありきで作った曲ということで、本当に錦戸さんのための曲になっているみたいで、錦戸さんファンとしてはとても嬉しいです。そんなオチの前振りのために、あれほどまでにお洒落な曲と詞を書いたと思うと、もう才能の無駄遣いとしか言いようがありません。でもそこまでしてこの曲を作ったのは、さては渋谷さん、錦戸さんのこと好きだな(笑)A面と合わせて振り幅を見せたかったとも渋谷さんはおっしゃっていましたが、確実に見せられてます。関ジャニ∞の振り幅というか、渋谷すばるの振り幅というか、錦戸亮の振り幅というか、本当に意表を突かれました。ラジオでも意図してサビ前までしかOAしなかったのでしょう。完全に渋谷さんにしてやられた曲でした。最高でした。渋谷すばるありがとう!

 

METROCKについて

 関ジャニ∞のメトロックでの様子は、実際に参加した人のレポやWSなどで見ましたが、あくまで誰かの主観だったりほんの一部だったりで、その全貌はなかなか捉えられませんでした。そんな中で今回のこのシングル。初回限定盤には『宇宙に行ったライオン』『象』のメトロックのライブ音源、期間限定盤には『High Spirits』『ズッコケ男道』『言ったじゃないか』『侍唄』『LIFE〜目の前の向こうへ〜』のメトロックのライブ映像が収録されました。これも全てではないものの、これまでよりは、実際のメトロックの様子を知ることができました。

 改めて見ると感慨深いものがあります。ジャニーズ事務所の一アイドルが、10年以上かけて少しずつ磨き上げてきたバンドというスタイルで野外ロックフェスに参加したことは、関ジャニ∞の歴史においても大きな出来事となったように思います。こんな簡単な言葉で片付けるのは勿体無いですが、ただひとこと。凄い。

 CDとして音源が収録されたことでよく聴くと、小さなミス、微妙なズレはあることが分かります。完璧ではない。でもメトロックのあの場にいて、生の演奏を聴けばその程度はさほど気にならないのでしょう。むしろ彼らのメトロックに対する、ロックフェスに対する、音楽に対する思いは、確かだと、本気だと感じました。

 DVDには『侍唄』前の、タイミングを間違えた丸山隆平さんのベースソロも収録されていました。ご丁寧に『侍唄』後の正しいタイミングでのベースソロまで収録してくださっていてファンとしては嬉しい限りです。ついでに次の『Tokyoholic』まで収録してくれよとも思いましたが(笑)丸山さんのミスのフォローは最善策でした。止めることなくむしろベースソロを煽った錦戸さん。即ドラムとギターで加わりセッションという形に持っていった大倉忠義さんと安田章大さん。正しいタイミングですべてを暴露し笑いに変えた渋谷さん。そして、やりきった丸山さん。そのフォローは楽器の技術的にも凄いし、彼らの信頼関係や笑いに変えていく関ジャニ∞らしさも凄い。本当に上手いフォローだったのだと改めて感じました。

 選曲も良かったですよね。『ズッコケ男道』はどこへ行っても受け入れられますが、安定した演奏を届けられる慣れ親しんだ曲から、同じくメトロックに出演していたアーティストの提供楽曲、もちろんメンバーの手掛けた曲まで、様々でした。最後が『LIFE〜目の前の向こうへ〜』だったことは嬉しいですね。その場にいたら泣けてたかな。一般に馴染みのない曲は、村上さんが上手く煽って盛り上げておられました。村上さんの知名度と親しみやすさはそれがフェスという場でも変わらず、彼が率先して客を煽ることで客もノリやすく、盛り上がっていたのかなと感じました。

 様々なところでメトロック出演について楽しかったと語るメンバーですが、実際に映像を見るとその楽しんでいる様子がよく分かりました。錦戸さんが本当に楽しそう。安田さんも本人が言っていたように楽しそうですが、錦戸さんが1番嬉しそうだなと思いました。あれほど笑顔で歌っている姿なかなか見られません。関ジャニ∞がバンドというスタイルで、バンドをするべき場所で、バンドをできることが嬉しいのかなと思いました。

 映像になったおかげで、なんでそのレスポンスできるんだろうとかマジバンしてる人たくさんいるなとか、不思議な感想も抱きました。しかし、いろんなバンドのラババンやタオルやTシャツを身に着けた人たちが、あれだけの人数、関ジャニ∞のために集まったと考えると本当に感慨深いです。モッシュやサークルがおきて、客が一体となって盛り上がっている様子はファンとしてもとても喜びを感じました。

 今回のようなことが今後起きるのか。ないに近いような気がしています。関ジャニ∞のフェス参加はファンとして嬉しい限りですし、自分もその場で肌で喜びを感じたいと思いますが、いろんな問題で多分難しいと思います。でも、今回だけに終わらせるのも勿体無い。頻繁になくてもいいので、またいつか、いつもとは違う舞台で関ジャニ∞が輝いている姿を見せてほしいと願っております。

 

 

 

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